本格新聞印刷

新聞輪転機の魅力

一般的によく目にする日刊新聞は、新聞輪転機で大量に印刷しています。

新聞輪転機の最大の特徴は、チラシやパンフレットなどを印刷する商業輪転機と違い乾燥機がついていないことです。自然乾燥で紙面のインキを乾かすため、インキや新聞用紙も自然乾燥しやすい構造になっています。

そのため、新聞輪転機は商業輪転機の印刷と違ってドットゲイン現象が大きくなります。このドットゲイン現象が起こることで、新聞輪転機は商業輪転機には出せない独特の風合いを出すことができます。
(枚葉印刷機や商業輪転機で印刷するよりも紙面が暗めで、しっとりした印象になります。）

※シャープではっきりとした印象を出したい場合は、乾燥機付きの商業輪転機で印刷することをおすすめいたします。商業輪転機での印刷をご希望の方は当社運営の「タブロイドでいこう」よりお問合せください。

	新聞輪転機	商業輪転機
印刷機の違い	自然乾燥のため、しっとりした仕上がり。作成したデータより色味が濃くなる箇所がでる。	乾燥機がついているため、はっきりしたシャープな印象
用紙	新聞更紙や中質紙といった非塗工紙のみ	コートやマット紙といった塗工紙も可能
インキ	さらさらの渇きやすいインキ	固めの発色のいいインキ
どんな印刷物に適しているか。	文字物中心の多頁冊子・モノクロ印刷物	カタログやチラシといった掲載物の再現性を重視するもの
よく使われる商品（印刷物種類）	新聞・広報誌・包装紙・小道具・新聞型チラシ・壁新聞やポスター。新聞輪転機の構造を生かした写真集など	商品カタログ・メニュー・会社案内・広報誌など

データ作成上の注意点

■仕上がり・納品サイズについて

データを作成する場合は、各サイズ単ページの大きさ、あるいは見開きのデータで作成してください。可能な限り単ページのデータで作成してください。

サイズ	ドキュメントサイズ	刷面サイズ（印刷有効範囲）
D4（タブロイド判）	縦406×横272mm	縦386×横252mm
D3（ブランケット判）	縦544×横406mm	縦524×横386mm

見開きサイズ	ドキュメントサイズ	刷面サイズ（印刷有効範囲）
タブロイド判見開き	縦406×横544mm	縦524×横386mm
ブランケット判見開き	縦812×横544mm	縦792×横524mm

データを作成される場合は下記バナーよりテンプレートのダウンロードお願いいたします。

■カラーページについて

タブロイド判12頁以上、ブランケット判6頁以上をご注文の際は、ページの位置次第でモノクロ面になります。モノクロ面になる位置は下記PDFをご参考下さい。

>>>こちらのPDFをご確認ください。<<<<

■インキ総量（TAC値）にご注意ください。

新聞輪転機は構造上、インキをたくさん載せて発色を良くするには不向きな印刷機です。またインキをたくさん載せすぎてしまうと、紙に染み込めなかったインキが汚れや裏移りを起こしたり、裏抜けの原因を作ってしまいます。

そのため、本格新聞印刷（新聞輪転機）ではCMYKの総インキ量を減らしてデータを作成いただいております。

インキ総量の下げ方についてはこちらをご覧ください。