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テキスト・罫線の部分がリッチで作成されております。
CMYK の4 色をかけあわせた黒色をリッチブラックと言います。厳密には美しい黒色を出すためにK 版100%に他の版を少し加えるものです。実際には下で示すような大きな割合でのかけあわせが多く見受けられます。他の版を加えるため、印刷時の版ズレ(紙の収縮による微妙なズレ)により色味が変わってしまうことがあり、特に文字や罫線には不向きです。
文字や罫線はK100%で作成してください。
なお、罫線の太さは0.1mm(0.3pt)以上で作成してください。
リッチブラックの確認 Illustrator
使用カラーは違いますが、見た目は同じように見えています。
ウィンドウ → 分版プレビュー と選択します。
分版プレビューパネルの「オーバープリントプレビュー」にチェックを入れます。
ブラックの眼アイコンをクリックして非表示にすると、ブラック以外のインク(下の例ではC:93 M:88 Y:89)が表示されます。
リッチブラックと確認できますので、カラーパレットでk100%に修正してください。
>>>>リッチブラックの修正方法はこちら<<<<リッチブラックの確認 InDesign
使用カラーは違いますが、見た目は同じように見えています。
ウィンドウ → 出力 → 分版 と選択します。
分版パネルの「表示:」を「色分解」 にします。
黒の眼アイコンをクリックして非表示にすると、ブラック以外のインク(下の例ではC:93 M:88 Y:89)が表示されます。
リッチブラックと確認できますので、カラーパレットでk100%に修正してください。
>>>>リッチブラックの修正方法はこちら<<<<その他、新聞印刷でよくある不備データについて
- インキ総量(TAC値)が適切な設定になっていません。
- パターンオブジェクトを使用している箇所がございます。
- 裁ち落としデザインで作成されております。
- テキスト・罫線の部分がリッチブラックで作成されております。
- RGBデータで作成されております。
- PDFの形式は当社推奨形式(PDFx-1a)になっておりません。
- 当社で対応できない色(特色カラー)を使用しております。